2008年9月26日

松寿仙の原料・アカマツ葉採集

 本年度は7月下旬から8月上旬にわたり、地元・佐久森林組合の方々のご協力のもと、赤松葉採集を無事に終えることが出来ました。
 松寿仙の原料となるアカマツ葉ってどこから採集しているの?と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。 アカマツ葉採集は現在、「浅間山麓」にて行っています。浅間山は群馬県と長野県にまたがっておりますが、長野県側の軽井沢から西に少し走った「御代田町」の国有林内で採集されています。標高1000メートル以上の高地で、夏のもっとも暑い時期でも28度を超えないそうです。そして採集地は見渡す限りの赤松林に囲まれ、夏は涼しく空気がとても澄んでいて気持ちの良いところです。

 松寿仙の原料となるアカマツは、このような環境で育ったものだけが使用されています。一歩山に入りますと林の奥からチェーンソーの音が響いてきます。佐久森林組合の皆さんがアカマツを間伐し、小諸佐久シルバー人材センターの方々が枝から先のアカマツ葉をハサミで切り、袋いっぱいに詰めてくれています。私たち社員はアカマツ葉で一杯になった袋を背中に担ぎ、不整地運搬車があるところまで運ぶのですが、山の中に入りますとまっすぐには歩けません。場所によっては登ったり下ったり、大きな倒木を迂回したりと予想以上に歩きづらく、苦労することも多々あります。人材センターの方々も朝から夕方まで松葉を切って下さっているため、手首が痛むことでしょう。松寿仙はたくさんの人たちの働きやお力添えによって出来ています。

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 また、間伐と聞くと何だか悪いことをしているようにも思われがちですが、山の木を全部切ってしまうのではありません。木も歳を重ねるに従って枝を伸ばし、隣の枝と押し合ってお互いに成長を妨げてしまいます。人の手が入らない山は光が入らないため鬱蒼としています。間伐をすることによって光が差し込み、木の成長を助けると共に他の植物とも共生し、鳥や動物たちの餌も豊富に実るのです。昔の人はよく言いました。お米を炊くのもお風呂を沸かすのも、山から集めてきた焚き木を燃料にして生活をしてきたそうです。ですから昔は山がきれいだったそうです。山は人が手をかけてこそ元気になります。そして私たちが採集しているアカマツ葉は、人のために生きる薬となって生まれ変わるのです。自然からの恩恵に感謝し手を合わせたいと思います。ありがとうの気持ちを込めて・・・合掌
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(製造部 朱竹課 米倉浩)