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お知らせ

2025

02.12

和漢薬研究所だより 2025年2月

 弊社発行の健康情報誌「主治医」に掲載されている「和漢薬研究所だより」をお届けします。
 今月は、海外での緑化活動の記事です。


 

 和漢薬研究所では、公益財団法人 国際緑化推進センター(通称JIFPRO)を通して、海外熱帯林再生のための植林援助や造成基金に協力しています。1995(平成7)年に活動開始以来、マレーシア・ミャンマー・ベトナム・インドネシア等に「和漢薬の森林」として合計約173ヘクタール、他社の賛同企業様との共同プロジェクトとして約450ヘクタールの荒れ地を、緑あふれる大地によみがえらせるお手伝いをしてまいりました。


 2023年度は、ベトナム北部・ラオカイ省バオ・イエン県の作物収穫後の裸地を対象に、2年計画で有機シナモンを植林するプロジェクトに参加いたしました。

 植えられた約20万本のシナモンは、途中間伐を行いながら10年後にその外樹皮を収穫し、菓子やパン、紅茶などの香りづけ、肉料理の香辛料などに使用されます。またシナモンは生薬の「桂皮」としても有名で、葛根湯や桂枝湯などの漢方薬にも使われております。こうした森林の育成は、地元農家の皆さんの収益や継続的な土壌の保全にもつながっていきます。

 今後も継続的に森林を造成していけるよう、国内外の緑化活動に取り組んでまいります。


実地で植穴を掘って植え方を教えます

苗木が順調に生育しているかを
モニタリング
写真提供:
(公財)国際緑化推進センター