赤松分収造林地整備-2013年度社員ボランティア
平成25年5月18日(土)、群馬県みなかみ町にある赤松分収造林にて、(株)和漢薬研究所及び カポニー産業(株)社員25名によるボランティア作業を行いましたのでご報告致します。
弊社では、松寿仙の原料である純系赤松葉を確保し続けるために、林野庁と「赤松分収造林契約」を結び、毎年整備を行っております。
整備計画1:ハチ退治用ワナの仕掛け
既に仕掛けてあるワナを清掃し、甘味飲料を交換しました。使えなくなってしまったワナは回収し、新しいものと交換しました。
整備計画2:赤松立木の枯れ枝切り落とし 及び 森林内整備
社員によるボランティアでは、昨年度から刈り払い機を使用した下草刈を実施しました(刈払機取扱い作業者5名限定)。作業の中心は赤松の下枝で枯れこんでいる枝の切り落とし作業と、絡み付いているつる性植物は根元及び眼の高さの位置で切りました。
その他:森林内を歩いて、ゴミを見つけたら集めて持ち帰りました。
毎年、看板周辺から整備をすすめておりましたが今年は作業道に沿って下草・灌木の刈り払い及びつる切り、枯れ枝の切り落とし等の整備を行いました。
今後、間伐を行いながらアカマツ葉採集を行なう際は、灌木が芽吹く前に刈り払っておく必要があります。前回間伐して、日が差し込んでいる場所は灌木が生い茂って歩くにも支障がありました。昨年に比較すると、入っていけないくらいヤブが成長しておりました。
≪参加した社員の感想文≫
今年もみなかみ町(旧新治村)の赤松分収造林地で和漢薬研究所、カポニー産業の社員総勢25名の参加で森林整備のボランティアが行われました。当日は天候にも恵まれ、すがすがしい天気の中で、灌木の伐採、下草刈り、ハチ罠仕掛け、枯れ枝の切り落とし等の作業を手分けして行いました。
私は入社以来、毎年参加しており、今回は6回目でしたが、毎年の作業で慣れてきたとはいえ、今年は特に灌木が多く、作業道から山に入るのが困難でした。のこぎりで木を伐りながら進みましたが、なかなか前に進めず、「こんな広い山をどれだけきれいにできるのだろうか?」と思っていましたが、しばらく夢中で木を伐りながら前に進み、振り返ると通った跡がすごくきれいになっていて、何とも言えない達成感を感じました。山の中とはいえ、作業中は暑いくらいで、終わったあとは汗びっしょりでした。午前10時から12時までの2時間の作業で、整備できたのは林全体の微々たるものかもしれませんが、怪我もなく、無事作業を終えることが出来ました。
慣れない作業をしてとても疲れましたが、終わりの見えない仕事をすることで、少し根性を鍛えられたかなと思います。また、普段なかなか会う機会のないカポニー産業の皆さんと一緒に同じ作業をしたことで、連帯感が生まれ、親睦を深めることが出来ました。今回の経験を生かし、自然の恵みに感謝し、今後も業務に励みたいと思います。そして、また来年も機会があったら是非参加したいと思います。