海外での緑化推進活動 インドネシア現地リポート
前回ご報告させていただきましたミャンマー以外にも、弊社では東南アジア地域で緑化運動を推進しております。(環境・社会活動のページも合わせてご覧頂ければ幸いです)
数年前にJIFPRO主催の「海外林業人材育成研修」に(株)和漢薬研究所からも社員を派遣する機会があり、国際貢献の一端を経験して来た社員の研修レポートの一部をここに紹介致します。
研修報告者 (株)和漢薬研究所・製造部課長補佐 関根 豊
私が今回の研修で訪れたインドネシア・ロンボク島でも、和漢薬研究所がJIFPROを通じて自然保護活動を行っていることは存じておりましたが、インドネシアの小さな島の山中で「WAKANYAKU」の文字を見つけると、心が晴れ晴れとしました。この感動は、ジャングルの中でさまよっていた自分が救出者にやっと遭遇出来た時の様な気分でした。 東京の講義では、植林時に苗のビニールポットを外して植え付ける、という方法を教えていただきましたが、実際に現地の方々が植林をしているのを拝見すると、ポットに入れたまま植え付けを行っていて、これでは乾燥熱帯地域の植え付けには向かず、活着率が非常に悪くなると予想されました。これは1つの例で、植林しようとしている人(JIFPRO)と雇用されて植林している人(現地の方々)には様々な面で大きな温度差があることが垣間見られ、JIFPROの方々のジレンマを目の当たりにしました。 今回の海外研修では熱帯地域の森林の現状やその状況を改善しようするJIFPROの方々や各NGOの研修者の方々の取組み、また、森林保全のために寄附を行っている弊社をはじめとする各企業の社会貢献の大切さを再認識しました。