アカマツ葉採集
松寿仙の原料であるアカマツの採集が、7月下旬~8月中旬にかけて行われました。本年度も多くの皆様のお力添えにて無事に採集が終了できました事、厚く御礼申し上げます。
本年度、初めて松の採集に携わりました社員の感想を掲載させて頂きます。
【初めてアカマツ葉採集に参加して】
2010年8月4日、長野県軽井沢町の御代田にある赤松造林地へ赤松葉採集に行きました。朝8時頃に会社を出発し、高速道路を使い11時頃軽井沢の現場に到着しました。
現地のシルバー人材センターの方々が一つ一つ手作業で赤松葉を切り取り、大きな袋に入れていきます。今回の作業はその赤松葉の入った大きな袋を、林の中から担いで林道まで運び出し集めます。それからクローラーに集めた袋を積みこみ、2トントラックの所までクローラーで運び最後にトラックに袋を積み替える、という作業を行いました。クローラーとはキャタピラ車のような車で、狭く細い道や大きな石などが沢山あり、トラックが奥まで入ってこられないこの採集地で大活躍していました。
当日の赤松葉採集現場は比較的林道に近い場所で行っていた為、袋を担ぐ距離も短く楽な作業だと先輩方に言われていましたが、それでも少し動くと汗が流れ落ちてくる過酷な作業でした。特に松林の中は足元に木や切り株が多く、普通に歩くのも精一杯のところで、重い袋を担いで歩くことはとても疲れました。
3時の休憩時間には地元の方々と話す機会がありました。80歳の女性の方で、この仕事を10年間も続けていて、この赤松葉の採集がライフワークになっているという方がいらっしゃいました。松寿仙の原料になる赤松葉を採集し、それが多くの方々の健康維持に役立つ事は本当に嬉しい喜びであるとお話していただいたことが胸に残りました。暑い夏の時期に、朝から一日中赤松を採取して下さっている方々の声を聞き、改めて松寿仙という薬にはとても多くの方々の思いがこもっている事に気づかされました。この経験を大切にし、日々の仕事に活かしていきたいと感じました。
(品質管理部 小野将史)