和漢薬研究所だより 2021年10月
弊社発行の健康情報誌「主治医」に掲載されている「和漢薬研究所だより」をお届けします。
今月は、「松葉のはなし」の記事です。
日本や中国で古くから愛されてきた松。青々として枯れることのないその美しい様子から、長寿の縁起物として観賞用にされているほか、海岸地域での防風・防波用、薬用や戦時の非常食用、照明用(松明・松脂)など、長年人々の生活に欠かせない存在となっています。
特に薬用に関しては、約五百年前の中国の書物にも「無毒で長期服用が可能。身体を軽くし、元気を益し、不老長寿の作用がある」と書かれており、自然薬・松寿仙はこの部分に着目し、日本国内の高地で育った赤松葉の有効成分を抽出して作られています。
『主治医』95 号(昭和44)には「第二次世界大戦後にシベリア抑留されて、栄養失調で苦しんでいた時、誰の計らいか松葉汁が毎日食前に出てきて飲むようになってから体調がよくなり、無事に帰国できたことは感謝しかありません。このたび松葉が入った松寿仙が発売されたことを知り、それからずっと愛飲しています」と、お客様からお手紙をいただいております。
昔から多くの方々の健康維持に役立っている松のめぐみに感謝をし、これからもよりよい自然薬・松寿仙づくりに邁進していきます。