2011 国際森林年
国連総会は、2011年を国際森林年と決議し、世界中の森林の重要性を国際的に啓蒙して地球上で起こっている様々な環境問題を、人類の知恵で抑止していくことを世界中の人々に理解してもらい、参加してもらうことを目的としています。
日本は世界でも有数の森林資源国で、国土の約7割を占める森林は、国土の保全、水源の涵養、地球温暖化防止など重要な役割(多面的機能)を果たす国民共有の財産です。しかし、若い人工林など手入れを必要とする森林であっても、林業の採算性の悪化などにより、間伐などの適切な手入れが行き届かなくなっており、森林の多面的機能の発揮に支障が生ずる恐れがあります。このため、森林の恩恵を受けている国民が森林に関心を持ち、国や地方公共団体のみに任せるのでなく社会全体で支えていく事が重要です。この様な活動は「国際森林年」だから今行うのではなく、現在進行中の取り組みを発展させること、支援していくことが重要です。
”Forests for People (人々のための森林)”というテーマを伝えるロゴマーク。 人々の居住環境や食料・水等の供給、生物多様性保全、気候変動緩和といった 森林の多面的機能が人類の生存に欠かせないものであることを訴えるデザイン。
自然薬グループ・長寿の森林3箇所は合計269ヘクタール、「法人の森林」契約では日本一の面積です。その他に(株)和漢薬研究所ではアカマツの分収造林地として3.7ヘクタールの管理を行っています。
世界の国々では大規模な森林破壊が続いている現状がある中、(株)和漢薬研究所は国際緑化推進センターの熱帯林造成を支援しています。自然薬の原料となるクマザサ葉、アカマツ葉は全て森林の恩恵からの産物です。森林の恵みに感謝し、今後も森林の保全と活用に取り組んで参りますので、自然薬グループ長寿の森林募金(緑の募金)へのご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。
長寿の森林・長野での原料クマザサ葉採集体験:愛知県 求野薬局様