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私ばかりが、なぜ風邪をひく?

いつも気を付けているのに風邪を引いてしまう。
あの人はいつもあんなに元気なのに、なぜ私だけ?・・・と思ったら、是非お読みください。

風邪ってなに?

風邪の原因はほぼウイルスです。
ウイルスが身体に侵入して、咳・鼻・のどの粘膜に炎症を起こすことから始まり、場合によっては発熱します。

風邪とインフルエンザの違いは?

風邪の原因となるウイルスは200種類以上もあると言われています。
ウイルスの中でもインフルエンザは強い感染力を持ち、高熱や強い関節の痛みなどがでるのが特徴です。

どうして冬に多いの?

ウイルスは“低温”と“低湿度”を好みます。冬はウイルスの好きな季節なのです。
また、空気が乾燥していると、咳やくしゃみの飛沫は小さく軽くなり、飛散しやすくなります。

ウイルスは底気温と乾燥で活動的に

ウイルスは底気温と乾燥で活動的に

乾燥がウイルスを飛ばしやすくする

乾燥がウイルスを飛ばしやすくする

風邪の治る経過

普通の風邪の症状は、2~3日目がピークで、1週間ほどでだんだんよくなります。
ただし、風邪は万病のもとといわれるように、いろいろな病気の初期の症状と風邪が似ていることがあります。
もし、症状がひどくなったり、別の症状がでたり、体が酷く辛かったり、食事や水がとれないときは、一度病院で診察してもらいましょう。

風邪の治る経過

山本舜悟「風邪を知って、風邪以外を知る」、
クレデンシャル2014年11月号No.74 P6より改変

できるだけ早目の処置を!
葛根湯や香蘇散料を一包飲んだだけで風邪を引かずにすむことがあります。服薬のポイントは、できるだけ早い段階で飲むことです。

風邪をひかない生活習慣を身に付けよう!

風邪を引かないポイントは、「ウイルスを寄せ付けない」、「粘膜を強くする」、「日頃から免疫力を高めておく」ことなどです。

感染経路を断て!

ウイルスは手や空気を通じて鼻や口から侵入してきます。

ウイルスは手や空気を通じて鼻や口から侵入してきます。

うがい・手洗い・マスクでウイルスの侵入を防ぎましょう。

うがい・手洗い・マスクでウイルスの侵入を防ぎましょう。
毎日忘れずにね!

乾燥を防ぎ、良い血流で粘膜の強化に!

「気を付けているのに風邪を引く!」そんなあなたは、普段から次のことを心がけてください!
鼻や口を被っている粘膜を健康に保つことが風邪を引かない体づくりのポイントです。粘膜の表面は粘液で覆われ、血流が悪いと粘液の分泌量が減少するため粘液層が薄くなり、ウイルスは侵入しやすくなります(下図左)。つまり抵抗力が弱まります。血流が良いと、粘膜に必要な栄養や酸素が十分に供給され、粘液の分泌量が増えて粘膜層が厚くなります(下図右)。つまり抵抗力が強くなります。

乾燥や血流悪化でウイルスは侵入しやすい

乾燥や血流悪化でウイルスは侵入しやすい

良い血流で粘液の分泌量が増えウイルスの侵入を防御

良い血流で粘液の分泌量が増えウイルスの侵入を防御

また、血液に乗って免疫細胞が体中をパトロールしますので、
血流が良ければ免疫細胞が侵入してきたウイルスをいち早く発見して撃退してくれます。

こんなことも気を付けよう!

  • ●栄養バランスのとれた食事内容で、腹八分目で食べましょう。
  • ●体から熱を逃しにくくするためには、下半身を温めるような服装をしましょう。
    下に着る服の枚数を増やすことや靴下の重ね履きがおススメです。
  • ●体力維持のために、良い睡眠をとりましょう。