タデ科の多年草ダイオウの根茎を薬用部位としています。
瀉下(排便を促す)作用があり、瀉下剤など多くの漢方処方に配合されています。
中国最古の薬物書である『神農本草経』に収載されている一方で、古くからヨーロッパにも伝えられ、世界各地で使用されています。
5つの生薬を配合した便秘薬
便秘は腹部膨満や食欲不振などのいろいろの不快感を持たせるばかりでなく、肌ツヤをなくしたり、吹出物などの原因にもなったりします。和漢薬ササラックはダイオウ、センナ、カンゾウ、シャクヤク、ハッカの五つの天然生薬を配合した生薬製剤ですので、化学合成品の製剤に比べて習慣性が少なく、穏やかな作用で、便秘特有のいやな症状を解消します。
和漢薬ササラックは朝のさわやかな便通を得るために、それぞれの症状にあわせて用量を増減してお服みになることができます。
- 15包入
- 1,320円(税込)
和漢薬ササラックで使われている生薬について
ダイオウ
センナ
マメ科の多年草の小葉を薬用部位としています。
瀉下作用が知られており、西洋では古くから使用されていました。代表的有効成分であるセンノシドA,Bが、腸内細菌によって代謝され、瀉下効果を示すとされています。
カンゾウ
マメ科の多年草ウラルカンゾウ等の根およびストロン(根茎)を薬用部位としており、その名の通り強い甘みがあります。消炎・鎮痛作用があり、また他の生薬の効果を調和したり、毒性を緩和させたりする作用があるとされ、多くの漢方処方に配合されています。
シャクヤク
ボタン科シャクヤクの根を薬用部位としています。
鎮静・鎮痛作用、抗炎症作用、平滑筋弛緩作用があり、鎮痛鎮痙薬、婦人薬、冷え症用薬等の漢方処方に、高頻度で配合されています。
ハッカ
シソ科多年草の地上部を薬用部位としています。
鎮痛、芳香性健胃作用や、腸管内にたまったガスを排出させる駆風作用などがあり、腹部膨満を和らげる働きがあります。