2009年4月2日

薬草栽培-トウキ、ムラサキの苗掘り・植え付け-

 弊社では生薬の自家栽培に取り組んでおります。トウキ・ムラサキの栽培近況についてご報告させて頂きます。どちらの生薬も、自然薬「紫華栄」と「ジュンキコウ」に使用されています。

■ トウキ ■ 3月中旬から下旬にかけて、赤城工場の富士見圃場ではトウキの苗掘りが行われました。

トウキの苗掘り起こし

<苗を掘る時点で、大中小に選別します>

 トウキの苗は昨年春に播種して今年の3月中旬に苗掘りをし、4月に苗の植付けを行います。今年11月頃に収穫の予定です。 トウキは収穫するまでに2年を要します。 1年目は種を畝に蒔き、苗の育成に専念します。2年目に、育った苗を掘り上げて、肥料の効いた別の土壌に植え直し、更なる育成をします。こうして育てたものを秋に収穫し、乾燥作業を経て朱竹薬の原料とします。 ちなみに、圃場でとれるトウキの種は、工場見学をされるお客様の御土産としても配布されており、皆様にご好評を頂いております。

■ ムラサキ ■

ムラサキ苗を植えたポット 

<ムラサキ苗のポット こちらで発芽させてから植付けします>

 ムラサキは、1年で収穫となります。ポットに播種し、3月下旬現在、順調に発芽中です。栽培法の書物等には「直播きが好ましい」と載っていますが、敢えてポットに播種するのは、作業の効率性と発芽の確実性を重視して育成している為です。この後5月中旬に富士見圃場に植付けを行い、7~8月にかけて白く可憐な花を咲かせます。来年播種用の種は10月頃収穫し、生薬として使う根(シコン)は11月初旬に収穫します。 今年の発芽予定は7万本です。これからも皆様のご協力のもと、より良い品質の生薬を栽培していくと共に、自給率の向上に力を注いで参りたいと思います。